3人の赤い夢。
トニセン3人だけの世界観を初めて観た。年明けにV6にハマって毎日何かしらの形で彼らを摂取していたけれど、トニセンだけの世界観というものを目の当たりにしたのは今回が初めてだ。
今回私が観たのは、カノトイの通常盤。ツイッターを知っている方はご存知だろうけれど、Blu-rayも買ってしまった。何たる散財。悔いはないけれど私の使えるPCじゃDVDしか対応していないんだ。Blu-rayのHDDを使えるのは何時になることやら。
前々からカノトイはすごかった、という感想を見かけていた。ネタバレもめちゃくちゃ観たかったけれど我慢しました。そりゃさ、ハマって2週間でDVDもBlu-rayも予約しちゃったんだもん。自分の目でしっかりとこの物語を観ようと思いましてね。はい。
今回、本当は全部最初から最後までを舞台の流れに沿って考察していくという頭の良さそうなブログを書きたかったんですが、残念ながら自分の考察がポンコツ&意味不明な世界すぎて伝わらなさそうなので、曲に対する感想と、舞台トータルの考察を分けて書きます。
舞台曲への感想
今回舞台で使われたのは計10曲。私の中でこれはあくまでも「しっかりとバックバンドがついた曲」となっております。既存の曲、私がまだ聴いたことのなかった曲、ソロ曲、書き下ろし曲。この舞台にこの曲というものがある一種の大事な役割を担っているとさえ思わせます。
1曲目 Travelar
イントロがかかった瞬間、目の色が変わった感覚。実はこの上にいる人物が指揮をしてる。ターンのとき可愛い。そして来てよかった、のときに井ノ原さんが坂長を見ているの好きです。
2曲目 Glory
長野さんがファルセット……。Bメロからサビに入るときのポーズかわいい。そして中腰で踊る時の坂本さんの脚が長くてすごい。長野さんがすごく必死な感じで歌ってたけどファルセットだったのか〜。
3曲目 WISHES
Bメロで夕ドロになる時の「生死」の意識な……。3だけが異色。
4曲目 会って話を
最初The ONESのアルバムでは恋愛ソングだと思っていましたが、この場に置いては「言葉」の曲だなあと感じた。ライブのパフォーマンスとかでは女性を見立ててるけど、それがない。
5曲目 Stranger than paradaise
バックダンサーとして坂本さんと井ノ原さんが入るんですね。
そしてマジックを披露する長野さん。
6曲目 コバルトブルー
坂本さんのシーンでの挿入歌。途中でタップダンスが入るんですが、リズムが急に早まるんですよね。ここが何を表しているのか……。
7曲目 遠いところまで
歌詞がすごく舞台の内容とリンクしすぎている感じがしました。あとブルースハープ吹いててかっこいいなと思います。あれ難しいんです……まじで。本当に。あと飛んでた!!!
8曲目 20th Centuryデス
トニセンが戻ってきた〜!!!と私のメモには記されていました。でも歌詞を見たらまた違うのかもしれないと思います。ひたすらなんか長野さんが変な人だった。笑
9曲目 トライアングル
この曲できっと終わりを告げているんだろうな……と思う。井ノ原さんの最初のサビ歌い終わったときの表情がすっっっごくやばいから絶対に見なきゃいけないです。あと観客席を通ってお帰りになるのね……ひゃあ……。
10曲目 カノトイハナサガモノラ
井ノ原さんの優しいお声……あとほっぺたの下りが最高に好きです可愛いです可愛い可愛い。 2番のBメロの「なくなっちゃった」のリズムがすっごく好みでした。あと3人が座る演出があるんですが、そこの長野さんがものすごく可愛いです。
うわ、何これ私、むちゃくちゃ頭悪いじゃん。非常になぐりがきBEATな感じで書いているので許してください。笑
ストーリー考察
この舞台を通して、結局何も掴めないのではないかと思ったのが観終わったときの感想。現実に居る彼らの舞台のようで、そうじゃないのではないかと錯覚させるような雰囲気が全体を通してありました。前作「戸惑いの惑星」はまだ観ることが出来ていないけれど、きっと全然違う雰囲気なんじゃないかと勝手に思っております。
【この舞台のキーワード】
本編を観ていれば気づくけれど、圧倒的に3人、いやあの場に居た全ての人間が「言葉」というものに支配されている。あの舞台では私達が現在生きている上よりも何倍もの大きさで「言葉」を捉えている。「言葉」「愛」「夢」この3つが主なキーワードになっていくんじゃないかな。
この舞台にはきっと明確な答えというものが存在しないと思う。それを踏まえた上で、今回私がこの舞台を観て、こういうことなのではないかと考えたよくわからないものをここに残していこうと思います。
【時空軸について】
カノトイを観ていて感じた違和感は、現実ではないと理解できるのにも関わらずその中でもおかしい部分が多い、ということだった。きっと現実とは違った世界観の話なんだろう、そこまでは分かる。それでも拭いきれない謎。そこを踏まえて、私はこの物語に
時空軸の変化
というものを1つの定義として捉えることにした。
もちろんこんな設定があるわけではないだろうし、私が勝手に考え始めた云わば2次創作みたいなものなので、温かい目で読んでください。
<世界線①:夢>
ここはオーナーやバックバンドのいる世界。時空を操るオーナーはここで全ての世界線を操作することができる。
<世界線②:回想>
過去の自分と接することができる世界。
<世界線③:追憶>
完全に自分の過去に“入り込む”ことができる世界。自分がこの世界にいることも知らなければ、意識的にこの世界に入ることも出来ない。<回想>の世界にいるうちは<追憶>と行き来することができる。
以後、この考察内ではこの3つの世界線をベースにしつつ書いていきます。
【感想と考察】
2曲目が終わった時に、サカモト・ナガノは軽くではあるけれど踊り続けている。それを見つつイノハラは「何時も通り」を演じようとしている。ここが少し恐怖だった。サカモトナガノとイノハラの間に何か見えない膜があるような、そんな感じ。サカモトはまだ様子の変なイノハラに対して不思議だなと思っているだけなのかな。ナガノはイノハラの様子がおかしいこととか周りの環境について何かを知っている感じ。ただしここまでは「何時もとは少し違うけれどもいつものトニセン」感がまだあった。
それが一気に変わったのはナガノの「いいかもね、死を意識するのも」発言。やべえよ、この状況でそんなん言ったら確実に『こいつ大丈夫かよ』ってなっちゃうよ、クラスメイトだったら間違いなく厨二病患者か病み垢の住人認定受けるよ。そのあとに追い打ちをかけるかの如く「死ぬことがなしになっちゃう」「生きることが希薄になる」みたいな話。もうやばいだろナガノ、お前は何を隠しておる。
サカモトが唐突に歌う、みたいなことを言い出した(はず)のですが、ここで何となくオーナーとの関係性?みたいなのがちょっと出てきた、は、ず。そしてここで『歌う』ということから遠ざけられてしまっているのではないかという考察。
3曲目が終わった後、イノハラ怒涛の「ずっと思ってたんだけど」攻撃。しかしここではサカモト・ナガノがやっぱりとぼける。
って思ってたよ!!!最初は!!!
私の後々の妄想で、「既にこの時点でサカモト・ナガノとイノハラの世界線は分断されていたんじゃないか」というものがあります。ソウルターミナルという場所ではオーナーが自由に魂の居る世界線を移動できる仕組みで、イノハラは何らかの思惑があり違う世界線に飛ばされてしまったのかもしれない、というよくわからない妄想。イノハラはこの時点で「言葉」というものを若干ではあるけれど失っている印象。
ナガノの「軽い」「言葉にこだわりすぎ」というのが本当にセリフ口調で……。笑
この時点で本人の自覚がないままイノハラは「言葉」というものに壊されている気がする。
4曲目の最後、ナガノだけがいなくなる。まあ舞台を回すには仕方ないんだけれど、ここさえも舞台の一部のような気がしてならない。そして変なのが登場する。可愛かった。まじで。ポージングしまくって可愛いなあ。そしてここでのナガノの世界線は「追憶」にいる状態だと思う。ただ、このナガノに関してはきっと「追憶」の中でも特異な存在ですね、ええ。
5曲目のあとサカモト・イノハラが来る。イノハラは何かを探しているんだけれど、個人的にここで探しているのは「言葉」であってほしい。そしてサカモトの“見えないものを見せる演技”がひたすらすごい。坂本さんだもん当然か。イノハラはなんとかサカモトの記憶を奪いたいのかもしれないとさえ思った。ちなみにサカモトは「追憶」でイノハラは「回想」にいるという妄想。
そして「自分の思い出をみんなに話すと色褪せるのが怖い」というサカモト。無情にもこの世界は自分の過去の記憶の中に入れてしまうんですね、そして外部からもアプローチ出来てしまう恐ろしさ。イノハラはサカモトとオンナと同じ空間?に居ることが出来てもナガノは空から雪を降らす係。ここでちょくちょく笑いをとっていくナガノ。あとはサカモトの免許証。笑
それでもオンナから「サカモト……ここにいないみたい」という言葉で一気に転調。このセリフがキーワードなのかもしれない、な……。
ここまでで半分くらい?すっげえ濃いな(考察は薄い)
6曲目が終わると途端にイノハラの世界に。ここではサカモトナガノも出てきます。あの変なやつで。イノハラだけ最初から衣装が変わっていないことに関して、イノハラがまだ「追憶」の世界まで堕ちていないことを表しているのではないかと思います。
ここでリアリティを求めているのが謎。やっぱりここが引っかかるなあ。リアリティを求めるということは既に自分が現実に居ないことを理解しているのだろうか……。
と、ここまでは私が気合で書いた3月中旬の記事です!!!(最低すぎる)
えー、自粛期間中めんどくさくてブログが進まず。その間、考察をまとめた紙をなくしまして!!!最低ですね、やらかした。
ということで、ここから先の記事は私がカノトイを見ながらメモったものを書いていこうと思います。いわゆるコピペです。最低です(だったら書け)
追憶のなかのリアリティ?イノハラはなんで衣装変わらんの。ナガノ「求められていることをやっているだけ」サカモト「学校やめたくて」イノハラが一番アイドル?アイドルから最も遠い、人間味がすごい。
唐突なジャニーさん笑。アイドルとは。イノハラ「小6のころ?」追憶を呼べる?いや、違った。ん?追憶に入り込めるなら。眩しい?まだ始まってない?夢じゃない。揚げパン笑笑。ペガサス=夢?なんちゃら大陸=記憶や予感?イノハラ「それからどうする?」ちび「遠いところまで」アイドルになれるならなんにでもなれる。「ずっと」の言葉。真顔で手を一本だけ動かすサカモトかわいい。「気持ちいい」の感情で決めるイノハラ。「君の歌だよ」のイノハラの優しい顔。追憶の中では自分の存在をバラしてはいけない?
7曲目のあと衣装が変わっている=追憶の住人?イノハラは変わっていない、昔の自分と今の自分がごちゃごちゃになっていない。サカモト・ナガノは今(過去?)の自分がそのまま追憶の中で動く。イノハラは自分と幼い自分がいる。幼い頃に戻ったわけじゃない?でも最後飲み込まれた?ちびになってる、服装も変わった。
質問→答えない
「もっとお互いを信じてみれば!?」
魂の発着所……ソウルターミナル???
旅立っていく。ただの魂。感覚はいつかの記憶か未来。過去も未来もある。黒記憶消せる?
3人は同じ旅をしてる。イメージの具象化が追憶?ナガノは答えを求めすぎてる。時空の歪みトライアングル。記憶が亡くならないように?繰り返し?イノハラ・サカモトは無意識の繰り返し、ナガノは意識の繰り返し。「ずっと」禁忌?イノハラが言えない?ナガノの「ずっと」はごまかしてる?『ラーメンの王道は醤油か』『コーンはラーメンのトッピングになる?』『ラーメンはラーメンのなんちゃらになるのか』=自分達が当たり前に思ってることは本当に当たり前か?普通か?っていうこと?サカモト・ナガノのくだらない話で笑っちゃう感。ナガノ「考えてる時言葉?そのものを想像?」言葉じゃ上手く伝えられない。イノハラすごいなあってなってる。曲〜〜〜!
本当の音楽?ここは架空の音楽?言葉じゃない?自己紹介タイム。かわいい。
言葉はそれでしかない。文末「です」とdeathをかけてる。死んで生まれた?呼応の関係?
「本当のことはいまここにしかない」
生死の話。ナガノはうっすら記憶がある。
8曲目。
ここで追憶から現実に戻るのか……!!! 長い夢を見ていたような感じ?いや待てよ、まだソウルターミナル?ナガノが笑わせる笑
イノハラ子供か。夢。イノハラバカって笑。夢を夢と認識してるうちは現実にはならない?
愛。サカモト「情熱」イノハラ「ぎゅってやつ!(可愛い)」ナガノ(ピスタチオ)「自分が自分じゃなくなるような感覚」正解も不正解もない。
言葉は言葉でしかない。サカモト・ナガノが親!!!!!!
夢。
時間切れ、時空が歪む?響き。それが使命。夢も何もない?
オーナーの良いこと言うよ発言笑う。「世界は広くて限りなく暗い」「だから届けるしかない」
真顔が美しい。
サカモトが急に歌い出す。ナガノとイノハラが入る。愛なんだ
ここできっと時空の歪みがきえる?
ソウルターミナルから現実に。
オーナーが解放される?
イノハラが泣きながら「いつもありがとう」(並べ替え)
言葉が届く→完全なる解放
9曲目。
ソウルターミナルと現実のための歌。イノハラ歌い終わったときの表情やばい。
大サビは戻ってきてる。えちょまて観客席通って終わるのやば。
カーテンコール
衣装ガチャガチャしてるかわいい。いつものトニセンだあ。かわいいなあ。井ノ原さん半ズボンかわいい。何時もこんな感じ。芝居っぽいこと?え?何処までが現実???雲みたいなナガノ。3人とも人見知り?え?ごずんも人見知りじゃね?え?まって、カテコじゃない?え?
10曲目。
井ノ原さんの優しい声。ほっぺた〜〜〜!!!!!!!なくなっちゃったのリズム好き。長野さんの座り方可愛い。
ラーメンの下りかよ笑笑
カテコまでが本編???
……以上です。後半(考察メモなくしたあと)最低だな……???やっぱもう一回見直したいけど初見だからこその感想を書きたかったなあ。早く書かなかったお前が悪いって感じなんですけど。
まとめると、カノトイの世界には3つの次元というか、世界線的なものがあるなあと感じたんですよ。サカモトとイノハラは完全に無意識の中で<回想>と<追憶>を行き来してるんですけど、ナガノだけは<追憶>に入っても自我がはっきりしている……いわば<夢>側の人間とも取れたんです。だから、ナガノだけステージからいなくなったり異様に「言葉」にこだわるのも、彼がサカモト・イノハラ側の人間であると同時に<夢>にもアクセス権をもつというか……そんな感じです、はい。笑
そしてこの「カノトイハナサガモノラ」というタイトル。トニセンの名前をバラけさせたタイトルなんですが、ちょっとこうなんじゃないかなっていう考察を載っけて終わりにします。
カノトイ→「辛亥」
普通の人では考えられない様な能力が備わった人です。人の心を見抜く能力や、夢の中で未来のお告げを聞く様な予知夢を見るといった具合です。
ハ→接続
ナサ→「無い」
ガ→接続
モノ→「〜だもの」という使い方?
ラ→「等」
つまり、「自分たちは超人的な能力のないただの人間だもの」というような意味が込められているのではないかとすら考えています。だからこそ<ソウルターミナル>で過去を振り返る。そして、それでも変わらない世界線を追い続けて、私達はカノトイの世界に引き込まれていってしまう……と。
ただの素人の考えですので鵜呑みにしないでね。笑
ほんとはちゃんと考察してたんだよ!!ただめんどくさくなってね!!!次はちゃんとしたブログ書くね!!!