螺旋を描いたような
ここまで面白みのあるアルバムは初めて
そう思った。純粋に。
えいとさんのアルバムはめちゃくちゃ聴きごたえがある。1つのアルバムに詰まっているバンド曲・ダンス曲・インスト・バラード。色々な果実を詰め込んだおいしいミックスジュースだ。ジャニオタ以外が聴いてもきっと受け入れられるであろう感じ。
ジャニ界隈でえいとさんのアルバムを聴き込んだ人間は、実は実はぶいさんのアルバムをナメていた。ぶん殴りたい。
The ONESというタイトルは、個々が集まったことを指すらしい。この時点で面白かった。6人の個性的な声を合わせたときの一体感がすごいというのを感じてたから。だって健くんの声とかどう考えたって個性の塊やん。あのキャラメルどころじゃないレベルに甘い声をどうやったら大人の色気に変えられるんだよV6さん。
ここから収録曲への感想と若干の考察をお届けします!
never
アルバムのリード曲とは思えないくらいに不思議な世界観がある。特徴的な時計のイントロとコーラス。ここでもう掴みに来てるよね。だってやばいもん。この時点で泣きそうだもん。私がこの曲で好きなのは畳み掛けるようなBメロ。裏打ちの音と相まって疾走感と留まってる感じがすごい演出されてる。「言い訳と嘘」の部分がすごい好き。
「もう二度と振り返らないと決めたハズなのに
僕はどうしてまだここに留まっているんだろう」
この歌詞がめちゃくちゃ響いた。Cメロに当たる部分のソロパートも好き。あー、なんでこんなにいいんだよ。きっとこの後に続く曲とリンクするんだろうか思わせるような歌詞。自分の行動全てが嫌になってふと置かれた状況を客観視した時に、今の自分のやるせなさを自覚する……という感じです。新しい環境に身を置いて忙しさが落ち着き、少しだけ寂しくなった時に楽しかった昔を思い出す自分が嫌になってしまったという妄想。
刹那的Night
岡田くんプロデュースの曲。とにかく言葉遊びが激しくて好き。
「好奇心からのご乱心」「猜疑心だけの下半身」っていう韻の踏み方も岡田くんっぽいなあと思ってみたり。タンバリンとサブマリンとかよく出てくるよね……。
ただ私はそんなに何回もリピる曲ではなかった。笑
SOUZO
キタこれ〜〜〜!!!!!!
歌詞もどことなくポップな感じでこのアルバムの3曲目っていう立ち位置をめちゃくちゃ分かってるなお主……って感じ。後ろのハモリの声が高いのもツボ。まじ好き。
「次々止まない仕草がいちいちキタこれ〜〜〜」っていうところがほんとキタコレ。
ここの音階がだんだん上がっていく部分も好きだし、それに加えてハモリが重なっていくのも好き。そしてなによりも主張したいのがV6さんが「キタこれ」と言う事実!素晴らしいよ!ほら君とならば世界はこんなに美しい!!!
何想像しちゃうの!?何が膨張しちゃうの!?(最低)
そして最後の岡田くんの「ダメダメ想像〜」が可愛すぎて全く岡田准一じゃないのでぜひとも色んな人が知るべきだと思う。
Beautifull World
聴き終わると自然に笑顔になれる気がする……そんな曲だと私は思う。短いイントロから入る6人のユニゾン。1小節聴いてこの人たちの音域の広さが感じられる。前の3曲みたいな展開の激しい曲ではない、どことなくゆっくりして心地の良い雰囲気にメンバーの声の相性がとてつもなくいいんだなと思える。井ノ原さんのソロの「空に」の部分の裏声がとてつもなく好きなので助けて。
そしてなんと言ってもこの曲のメインディッシュと言ってもいいレベルに最高な大サビ前での井ノ原さん・坂本さんのソロ。いやこれは最強だろ。なんなんだ。そりゃ暗い雲も遠ざかります……。
Cloud sky
すごい爽やかなイントロから鮮やかなアコギの感じ。そして少しエコーがかかったかな?っていうハモリ。太陽が見えなくても〜からのサビ前までのコーラス部分が好き。サビ部分も特に「うひゃあっ!」ってなる部分があるわけじゃないけど聴いていてなんだか心地が良いと思える。すごく聴きやすい。泣きそうな時に聴いたら元気もらえるよね。カラフルなパーカー着て丘の上で踊ってるMVを思い浮かべる。
DOMINO
一転してドラムのフットから始まる怪しげな世界。「君のために」で一旦音楽止まるの好きだわあ……。
最初インストかなあと思ったらガッツリ歌ってる。ツイートした気がするけど、これはピエロの仮面か半分顔が隠れるお面をつけて踊ってほしい。長めのスーツで。
そしてアウトロが最高です。
Round&Round
これイントロのダンスがリズム取りから始まる感じ!
基本的にソロなのにハモリ入れてくるのがいいよなあ……。そしてサビの一瞬で感じるGUILTYみ……何だろう、最初似てる感じがしてめちゃくちゃいい感じに裏切られた。そして大サビの入りで音楽止まって6人だけの世界になるのやばい。
Remember your love
まじこれはやばい。最初からやばい。何?こんなに綺麗に失恋ソング歌えちゃうの?「もうずっと〜」から続く高音の後の「I'll remember your love」の低音って何?エモすぎん?
失恋の状況を色んなものに比喩しながら自分の傷を隠そうと思ったABメロからの抑えきれなくなった想いを苦しそうに吐き出すサビ、そして一通り吐き出した後に溢れる「あなたの愛を忘れることはない」という本音。こんなにも6人を苦しめるなんて、一体どんなに素敵な女性だったの……と妄想せざるを得ない。
健くんの声で「忘れない君を」とか言われる人生はここにあります。
楽しかった頃をいつまでも忘れられず、忘れなければいけないと理解しているのにどうしても脳裏に過るのが……っていう感じ。個人的にはこのまま1人を思い続けてほしい。頼む。
会って話を
こんなラインナップ豊かなアルバムだと感じたのは、この曲があるからだと勝手に思ってる。昭和の歌謡曲のようなイントロ、ABメロではほとんど主張のないサウンドが3人の歌声の儚さを演出してるんだよなあ。低音が多めなのがトニセンの曲だよね。サビ落ちで高音が来るのもまた良いところ。
Answer
誰だよ坂本昌行に最初のソロを任せたのは。天才じゃねえか。
とりあえず全てがかっこいい。サウンドもユニゾンも全部天才的すぎる。サビの部分で全員がハモってくるの強すぎない?サビ前の一瞬のタイミングで全員が一斉に「バッ!」っていう感じで振り向いてくる系の曲だと勝手に考えてましたごめんなさい。AメロBメロで疾走感がすごかったからサビでペースダウンするっていう曲構成も好き。そして「賽は投げられた」の落ち方がとてつもなく好き。『投げられたあぁ』の『ぁ』の部分で音が下がるのとか大好物でしかないです。
そしてイントロとアウトロで坂本昌行に歌わせたの天才(2回目)
Can't Get Enough
ぶいさんの多彩さをぶいさんファン以外に伝えるにはこれ聴いてもらえばいいんじゃないかレベルに多彩。
最初の坂本昌行の上ハモヤバすぎるでしょ。ほんとに男性?え?実は女性の声帯持ってますって言われても全然受け入れる自信ある。そのあとの「吸い込まれていく」の坂本さんは控えめに言って耳によろしくない。良い意味で。まあ井ノ原さんと剛くんのハモリはもう天才が仕事放棄するくらい天才(???)
あれだよね、長野さんと岡田くんのパートは結構低めだよね。それでも高いけど。そしてShow me everythingが私の心に突き刺さって離れません。声が高すぎてエモいとしか言えません。以上!笑
「何故ならI can't」の坂本さんの低い声が純粋に好みすぎて無理。そして聴く人間の感情が暴走しかしないサビはもうしんどい。聴くだけでやばい。語彙力のなさがバレる。
「言葉では伝えられない」の長野さんの上ずった感じの声がどちゃくそ好みです。耳元で囁かれたい。
『Can't Get Enough』の意味が『大好きでいくらしてもし足りない』なんですよ。
I can't get enough of you = あなたが大好きすぎていくら愛しても足りない
という解釈を勝手にしました。個人的にはRemember your loveとの対になっててほしい。こんな日々もあったのね……燃えるような恋をしてしまったから何時まで経っても忘れられないんだよ……。
Get Naked
カミセンの曲。いやこりゃだめだろ。死ぬだろ。
めちゃくちゃ妖艶なイントロから入って健くんのあまーい声。「僕」って歌ってたのに急に「俺」になったのが素晴らしい。「僕」っていうのが普段の姿で「俺」が夜の姿。「僕」は普段からお相手を少し雑に扱いつつも自分が心底惚れてしまってる。でも常に自分が恋愛において上に居たいから「その気取った態度が鼻につく」と言ってあくまでも自分が上であることを示すドS感のあふれる岡田准一様を味わえる()
2番の歌詞の「落ちる」の剛くんの歌い方マジ好き。やばい。あれやばくない?あと「冷めきっていく」のちょっと弾ませた感じに歌うところも好き。そこに帝王・オカダの「My Lady」が入るのでもう優勝。
Get Nakedは個人的に「全てを曝け出せ」という意味だと捉えております故、カミセンに抱かれますね……(???)
ボク・空・キミ
これを森田剛がプロデュースしたというだけでしんどい
すっごいゆったりとしたバラード。基本的にピアノだけの演奏、メンバーの声を存分に活かしたAメロBメロにユニゾンの上手さを最大限に活かすサビ……曇り空の中や暗闇、雨の降っている空間に優しく寄り添ってくれる感じの曲。「涙こぼれないように」の部分のハモリがめちゃくちゃ好きです。
Cメロで少しずつ光が差し込んできて、色んな人が側にいるよ、1人じゃないから明日へ歩いていこうよ、みたいなことを言われてる気がする……
COLORS
イントロから泣かせてきた曲。これ反則だよなあ……。
「仮面を外した姿人に笑われるのが怖いの?」から「孤独に埋もれて震える胸」の間の場面転換がすごい。ここでハモリに入るのがすごくしんどい……
今の現代「普通」でいることが当たり前で、そこから少しでも違う色を見せた瞬間に「違う」と言われてしまった幼少期。そんな言葉に怯えるうちに今度は知らぬ間に人を傷つける側に回っていた。それでも心の中では幼い頃の素直な自分が苦しんでいて、「自分は自分でいたい」という抑え込まれていた感情をこの曲が溶かしてくれる……という途方もない妄想を繰り広げてました。
もしも自分が合唱をやっている人間だったら、ぜひとも合唱で歌いたい。
最後のサビで音が上がるのがすごい好きでした。
レッツゴー6匹
6人が可愛いだけの曲でした!!!
天才P井ノ原快彦に拍手!!!
The One
全員のユニゾンから入る曲で素敵じゃない曲なんてありますか???私は知りません!とにかく最初が好き!!!高音を出していくぶいさんのどこまでも攻め続ける姿勢!!!
6人の覚悟みたいなのが詰まっているけれど、それでいてやっぱり「楽しんでいこう」という空気が柔らかさになっているよなあ……ライブの最後の締めくくりにぴったりな曲。
「見て」の儚さがすごくないですか……
そして大サビで音を上げるぶいさんの得意技!!!
あ~、幸せだなあ。
このアルバムを通して感じたことは、螺旋を描いたような編成だなあと。
覗き込んだ時に見える世界を歩いていったら全く違うように見えたのに不思議と統一感がある……そんな感じです!!!
推してる曲が完全にバレるブログ!
すごい99%自分の感想だわ……笑
以上です!!!解散!!!